舞台監督よりご挨拶
- 大五郎
- 2018年9月12日
- 読了時間: 6分
どうもどうも、大五郎です。辛夷祭も終わり今日から通常の授業も始まりました。少しずつ、学校内の興奮も元に戻ってきたところです。
今日は舞台監督の料理酒からの挨拶です。では、早速どうぞ。
お久しぶりです。舞台監督の『料理酒』です。前の投稿からかなり間が空いてしまいましたが、またブログ書かせていただきます。
9/10をもって、3年H組「BLACK PEARL」は公演終了となりました。千秋楽は生徒のみへの上演でしたが、大体育館の席をほぼ埋めることができてとても嬉しかったです。

そして、なんと演劇部門賞第一位を頂きました!いぇい!!

辛夷杯をとることを目標にしていましたが一歩届かず、少し残念ではありますがこの賞を頂いてとても光栄に思っています。
裏話をいくつか紹介しようと思います。
9/7にリハーサルがあったのですが、その時の舞台の設営に51分もかかってしまいました。当日は45分のうちに済ませなければならず、かなり焦りました。手順を確認し、何回か繰り返すなかで少しずつ慣れてきて、最終日には25分で設営できました。みんなすごい!ありがとう!

もう一つ。
10日の公演、滝沢が携帯を忘れたのは本当にアクシデントです。私自身、調光卓の後ろで『終わった』と思いました。三田村くんの機転で何とか乗り越えることに成功しましたが、実はもう一人影の功労者がいたのです。それは音響。携帯の電子音を出すきっかけを乱されながらも動きに合わせて上手くやり過ごしてくれました。
とまあ、色々話したいことはありますが、ここで舞台監督の私が、キャスト以外の役職の人たちの活躍ぶりをまとめて振り返ってみたいと思います。
【大道具】
うちのクラスの支出の半分を占める大道具はBLACK PEARLの目玉。
いかに簡単に、いかに安く、いかに頑丈に作れるか。大道具ではこれらを追求してきました。加工精度を維持するために極力ホームセンターの木材カットサービスを使ったり、釘より丈夫なビスで組み立てたりとこだわり満点。
大道具のみんなはポテンシャルが高いながらもどこか空回りしてしまうことが多くあって、何度か衝突もありました。しかしそれを乗り越えてきたからこそ、最高の舞台を作ることができたのだと思ってます。
【小道具】
小道具と聞くと大道具よりも小規模なイメージがあるかも知れませんが、全然そんなことありません。実際に見に来てくれた人はわかるかも知れませんが、BLACK PEARLは小道具が多い!ダルマや3000万円、ブラックパールにハタキ、、などなどたくさんありました。BLACK PEARLのセット、机の上や棚の中など、他のクラスよりも小道具が充実していたと思うんですけどわかりましたか?彼らの努力の結晶ですね!
【衣装メイク】
正直いうと私はメイクのこととか全くわからないんですけど、朝、開演前、舞台設営よりも早くからキャストにメイクをしてくれました。本番中も暑い大体育館の裏に待機してもらって汗で崩れたメイクを直してくれていました。衣装に関しても、予算を切り詰める関係でかなり厳しい条件で各自持ち寄りしてもらいました。お陰でHは破産しなくてすみました。本当にありがとう。それぞれのキャストと役にマッチした最高の衣装だったと思います。
【音響】
BLACK PEARLを見てくれた人に感想を聞いてみると、音のセンスが良いという声が多数聞かれました。音響の人たちは夏休みのキャスト練習に同席して、いくつもある候補の中から実際に合わせて最適な曲を選んでいきました。当日は会場の設備、大きさにあわせて音量を調節し、キャストのアドリブにきっかけを乱されながらもそつなくこなしてくれました。
【照明】
うちのクラスの照明機材は他クラスより圧倒的に多い11台。パーライト、ピンスポットライトなどを自在に操り光で演劇を彩ってくれたデキる集団、それが照明のみんな。時間が経つにつれて昼間から夕方になる表現など、本当に細かいところまでやってくれました。
先程、機材を11台も使ったと言いましたが、元々の照明プランではもっと多い予定でした。しかし使用できるコードの数の関係から本番直前になって変更を迫られたのです。本当は両サイドにT1(機材のひとつ)を置きたかった…けど仕方ない。
実はこの音響と照明のみんなは前夜祭のPRでも大活躍してくれてるんですよね…ありがとうございました
【制作】
H組の社畜部門第一位!というと可哀想ですが、本当に彼らの働きぶりには感謝しかなくて、最高にクールなクラスポロシャツにパンフレット、うちわに立て看板、プラカードに各種イラストなど、クリエイティブな仕事を一手に引き受けてくれました。私は絵を描くとか全然ダメなので殆ど手伝うことはできませんでしたが、限られた時間のなかで地道に作業を進めてくれました。みんな、お疲れ様!
【PRダンス】
PRのあの最高にカッコいいダンスを見ましたか??
部署という訳ではありませんが、希望者で構成されたのがPRダンスのメンバー。キャストたちに負けず劣らず夏休みに練習をし、BLACK PEARLの世界観をアピールするダンスを責任者のカルーア・ミルクを中心に作り上げていきました。
私もダンスのメンバーには入っていましたが、色々なことでてんやわんやになっていて殆どまともに参加できなかったのが申し訳ないです…
どうでしょうか?かなりざっくりした内容になってしまいました。
ここで舞台監督として、一つだけ言っておきたいことがあります。
8人のキャストと、30人以上の裏方。
BLACK PEARLは3年H組みんなで作り上げてきたものです。それ以外の何物でもありません。キャストだけではダメなんです。華やかな舞台の裏には涙ぐましい努力が隠されているのです。一緒に戦ってきたんです。
舞台監督としてバタバタ迷惑をかけてきたけれども、それぞれの部署を見てきた者として、こうした裏方の人たちの頑張りを知ってもらいたい。もっと報われてほしい。
そして63期各クラスが互いに研鑽を積んできたからこそ、3年H組は強くなれたのだと思います。
演劇部門賞第一位。
これはクラスみんなで作ってきたBLACK PEARLの世界をお客さんが評価してくれたということだと思います。本当に光栄なことです。
かなり長くなってしまいました…
まだ書きたいことはたくさんありますが頭の中が整理できてません。(実はこの原稿、書き始めて丸1日以上経ってまだ完成してません笑)
いつまでも3HのみんなとBLACK PEARLを続けていたい。この夏が永遠に続けばいいのに。そう思えてしまうほど、充実した日々でした。
私は舞台監督として、陰からみんなの活躍をサポートできて幸せでした。微力ながらもお手伝いができて楽しかったです。
舞台監督のくせにいろいろと偉そうなこと書いてしまいました。
そろそろお別れのお時間です。それでは、
ダンッ!
3年H組『BLACK PEARL』
公 演 終 了 ! ! !
ありがとうございました!

↑後輩から貰いました。ありがとう!次は君たちの番だよ!!
いかがでしたか?多分、このブログの更新も今回で最後になります。
途中更新を途切れさせてしまって本当にごめんなさい。そして、演劇部門賞本当にありがとうございます。
3Hのみんな!大好きだよ!ありがとう!
そして、ここまで読んでくださった皆様も本当にありがとうございます。またどこかでお会いできる日を楽しみにしながら、ここで締めたいと思います。
またね。
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